確定申告書等作成コーナーで、医療費控除の入力方法に迷ったら

今、世間は確定申告シーズンの真っ最中です。
税務署の確定申告特設コーナーは大混雑のようですが、私は国税庁のホームページから申告書類を作成しそのまま提出してきただけなので、作成相談のため待っている大勢の人を横目に見ながら、ほんの5分で手続きを終え帰ってきました。
そんな話をしたところ、同じように書類を作成するという人が出てきたのですが、そのうちの数人に医療費控除の入力方法が解らないと質問を受けました。
そこで、まだこれから申告書類をつくるという方もいるかもしれませんので、急いで医療費控除の入力について書いてみたいと思います。

医療費控除の入力方法は4種類

確定申告書類は、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」を使うことで割と簡単に作成することができます。

その際、各種控除の入力をするのですが、医療費控除は4種類の申告方法が用意されています。
それで迷ってしまう人がいるようですので、4種類それぞれについてみてみようと思います。

⇒ 国税庁ホームページ 所得税確定申告書等作成コーナーへ

まずは上記国税庁ホームページの《確定申告書等作成コーナー》➡《作成開始》とクリックし、指示された必要事項を入力していきます。
その後、下のような各種控除(申告する内容により若干レイアウトは違うようですが)の画面になるのですが、今回の記事は、その画面で「医療費控除欄の入力する」をクリックしたところからの手順になります。

所得控除の入力画面で、医療費控除欄の《入力する》をクリックすると下の画面になります。

続いて、医療費控除の入力欄で《医療費控除を適用する》をクリックすることで、入力方法を4種類の中から選択する画面になります。

 

どの入力方法で医療費控除の明細書を作ればいいか

医療費の領収書から入力して医療費控除の明細書を作成する

領収書を1件づつ入力する方法です。
領収書の数が少ない方や、すべてこのシステムで終わらせてしまいたい方に向いています。

まず、上の図の赤丸部分を選択し《次へ進む》をクリックします。

《入力する》をクリックすると下の画面になりますので、必要項目に入力します。領収書がほかにもある場合《続けてもう1件入力》をクリックしすべて入力します。領収書の枚数が多い場合は、「医療を受けた方の氏名」、「病院、薬局などの名称」ごとにあらかじめ計算し、合計金額をまとめて入力することもできます。

最後まで入力し終えたら《入力終了》をクリックし終了です。
この入力方法の場合、「医療費控除の明細書」は作成コーナーで自動的に作成されます。

 

医療費集計フォームを読み込んで医療費控除の明細書を作成する

あらかじめ作成した「医療費集計フォーム」を使用した入力方法です。
医療費の件数が多く、エクセル等の表計算ソフトでの入力に慣れている方に向いています。

この方法の場合、前もって「医療費集計フォーム」を作成する必要があります。

「医療費集計フォーム」のフォーマットは、同じく確定申告書等作成コーナーに用意されています。

⇒ 作成コーナートップへ

作成コーナートップ画面の右側にある《医療費集計フォーム》をクリックします。

最下段に出てくる《医療費集計フォームダウンロード》をクリックしファイルを保存します。

すると、お使いのパソコンに「iryouhi_formというファイルがダウンロードされます。開くと上の画面のようなフォームがあらわれますので、左から該当する欄を記入していきます。最後まで入力が終わった時点で一旦保存するのですが、次に使うことを考え保存場所をチェックしておきましょう。保存場所をデスクトップにしておくと分かりやすいかもしれません。

上記作業を済ませたあとで医療費控除の入力作業となります。

医療費控除の入力画面で「医療費集計フォームを読み込んで明細書を作成する」を選択します。
次に下段「医療費集計フォームの読み込み」の欄で、参照ボタンをクリックし、上記の作業でテックしておいたフォルダから保存しておいた「iryouhi_formを指定します。デスクトップに保存された方は、参照をクリックした後デスクトップを選択すると「iryouhi_formファイルが現れると思います。
参照ボタンの左の欄に「iryouhi_formが指定されていることを確認したら《選択したファイルを読み込む》をクリックして終了です。

この入力方法の場合も、「医療費控除の明細書」は自動的に作成されます。

 

医療費の合計欄のみ入力する - 医療費控除の明細書は独自に作成する

明細書を手書きで書かれる方向きです。
入力は合計金額だけで済みます。

医療費控除の入力画面で「医療費の合計欄のみ入力する」を選択し、下段「合計額に入力」の欄に記入する方法です。
この場合には、「医療費控除の明細書」は自動で作成されませんので、別途作成し提出する必要があります。

なお、「医療費控除の明細書」については、国税庁で公開している様式と同等の記載があれば差し支えありませんが、「合計額に入力」の下にある黄色い枠内の《「医療費控除の明細書のダウンロードはこちら》をクリックすることで下のような書類をダウンロードできます。

⇒ 医療費控除の明細書ダウンロードへ

 

医療費通知や領収書から入力して医療費控除の明細書を作成する

現在では、健康保険組合などから送られてくる「医療費通知」(「医療費のお知らせ」など)に記載された医療費の合計額を入力することができます。
また、「医療費通知データ」(XML形式)があれば、それを読み込むことで、医療費を入力することができます。

医療費控除の入力画面で、「医療費通知や領収書から入力して明細書を作成する」を選択した上で、その下の「利用する医療費通知について」を選択し《次へ進む》をクリックします。

書面の医療費通知を利用して入力するを選択した場合

このような画面になりますので、「医療費通知」(「医療費のお知らせ」など)に記載されている医療費の合計額を入力します。医療費通知は、その原本を確定申告書に添付して税務署に提出する必要があります。

医療費通知データを読み込んで入力するを選択した場合

上のような画面になりますので、医療保険者から交付されたXML形式の医療費通知データを読み込ませます。

未記載分の入力

上記のいずれの場合も、医療費通知に記載されていない医療費についてはこちらの画面で入力する必要があります。入力した範囲については、「医療費控除の明細書」が自動的に作成されます。

 

さいごに

以前でしたら自分で医療費控除の明細書を作成し、加えて大量の領収書の束を添付しなければならなかったのですから、それに比べれば手続きはずいぶん簡素化されたと思います。(ただし領収書は5年間保管)
これから確定申告に行かれる方の参考になれば幸いです。

ご覧いただきありがとうございました。