「かんたんスマホ」と「おてがるスマホ」シニアにおすすめ度比較

これまで頑なにガラケーを使い続けてきた父でしたが、周りの影響があったのかそろそろスマホを使ってみようかなと思うようになったようです。
ただ、70歳を超えていることもあり「今更難しい機能は覚えられない」「今の料金にくらべあまり料金が高くならないほうがいい」などといろいろ希望があるようでしたので、それではと少し調べてみることにしました。

格安SIMを比較

話を聞いていると、まず第1の条件が月々の料金ということでした。現在のガラケーの料金が毎月千円ちょっとなので、端末代等含めて考えるとどれを選んでも少しは高くなってしまうのですが、使用頻度などを考えると現在契約している大手キャリアで変更するよりは長期的に安く済むだろうということで、格安SIMと呼ばれるMVNOの中から候補を選ぶことにしました。

選択の基準

まず第一の条件が、音声通話ができるということです。あくまでも携帯電話を変えるという意識が強いようなのでこの条件は外せません。
そしてもう一つが使えるデータ量です。せっかくスマホを使うのですからある程度データサービスも使えるようになって欲しいので、下記を参照し2GB~3GBくらいのプランを検討することにしました。

データ量2GBで使えるサービスの目安(ソフトバンク公式HP参照)
メールの送受信 約4,180通 1通=500KBとして
ホームページの閲覧 約6,980ページ 1ページ=300KBとして
動画の視聴 約9時間 1分=4MBとして
音楽のダウンロード 約500曲 1曲=4MBとして
1日に使えるサービスの目安(上記目安/30日)
メールの送受信なら 約139通 1通=500KBとして
ホームページの閲覧 約233ページ 1ページ=300KBとして
動画の視聴 約18分 1分=4MBとして
音楽のダウンロード 約17曲 1曲=4MBとして

MVNO各社の料金を比較

上記2つだけの条件で料金比較をした結果が下の表です。使用できるデータ量に多少差がありますが、料金の違いは思ったほど大きくありませんでした。

〈 データ量2GB  プラン名 料金
AEON MOBILE 音声2GBプラン 1,380円
nuro mobile Sプラン(ドコモ回線) 1,400円
nuro mobile Sプラン(ソフトバンク回線) 1,680円
Y!mobile スマホプランS 1,980円
〈 データ量3GB  プラン名 料金
DTI SIM 3GBプラン 1,490円
DMMモバイル 通話対応シムプラン3GB 1,500円
mineo Aプラン(au回線) 1,510円
U-mobile 3GBプラン 1,580円
NifMo 3GBプラン 1,600円
IIJmio ミニマムスタートプラン 1,600円
mineo Dプラン(ドコモ回線) 1,600円
LINEモバイル 3GBプラン 1,690円
mineo Sプラン(ソフトバンク回線) 1,950円
UQモバイル おしゃべりプランS 1,980円
〈 データ量3.1GB  プラン名 料金
楽天モバイル 3.1GBプラン 1,600円

基本料金については、同じような条件下で十数社を比較してみてもそんなに大きな差は無いことが分かりましたので、各社の特徴から父自身がさらに選択することになりました。

 

Y!mobileのかんたんスマホとUQモバイルのおてがるスマホの2択

各社のホームページを見たりパンフレットを並べて比較した結果、Y!mobileUQモバイルの2社を最終候補としました。
※Y!mobileを格安SIMと呼ぶかどうかは色々意見があるようですが、同じMVNOということで対象にしました。
話を進める中で父がそれらを選んだ理由は主に次の3つでした。

・使いやすい端末
・安心な会社
料金の支払い方法

POINT1 シニアを意識した端末を提供

Y!mobileでは「かんたんスマホ」UQモバイルでは「おてがるスマホ」という名前で、シニア向けの端末が用意されています。他の端末でも同じような画面設定をすることが可能なものはありますが、この2社は名前を付けて案内している面で「シニアの方向を向いて発売しているんだな」と感じられたようです。

Y!mobileのかんたんスマホ

Y!mobileで「かんたんスマホ」と銘打って発売されているのは京セラの705KCという端末です。
色はシルバー・ライトブルー・ライトピンクの3種類で、画面サイズは5インチです。

Y!mobile

UQモバイルのおてがるスマホ

UQモバイルで発売されている「おてがるスマホ」は、その名もおてがるスマホ01です。色はルビーレッドとアイアンブルーの2種類、画面サイズは5インチです。

それぞれの機種のスペックを比較

POINT2 大手キャリアの名前

もう一つの選択理由は、それぞれが大手キャリアのグループ企業であるということでした。Y!mobileソフトバンクグループのワイモバイル株式会社のブランドですし、UQモバイルKDDIのグループ企業であるUQコミュニケーションズが運営しています。MVNOのSIMを提供している会社は、普段の生活ではあまり耳にしない名前のところも多いですから、知っている企業でしかも大手が関係している会社であるということは、大きな安心感につながるのだと思います。

POINT3 料金を口座振替で支払える

この理由は私にとって盲点でした。
確かに各種料金の支払いでクレジットカードを使うことに拒否反応を示す方はいると思います。
格安SIMを提供している会社の多くが、料金の支払い方法をクレジットカード払いとしている中で、この2社は口座振替による支払いも設定されていました。支払方法の選択肢に口座振替があるということが、スマホに限らず何かを契約する上での重要な要素になるのだとあらためて実感した出来事でした。

「かんたんスマホ」と「おてがるスマホ」のスペック比較

どちらも京セラ製の端末ですが若干スペックに違いがあるようです。

  Y!mobile「かんたんスマホ」 UQモバイル「おてがるスマホ」
メーカー名 京セラ株式会社 京セラ株式会社
大きさ
(高さ×幅×厚さ)mm
約H147×W71×D9.2 約H145×W72×D8.7
重さ 約142g 約136g
画面サイズ 約5.0インチ 約5.0インチ
メインカメラ 1,300万画素 約1300万画素
電池容量 2,600mAh 2,600mAh
最大下り速度 112.5Mbps 150Mbps
OS Android™ 8.1 Android™ 8.0
本体
メモリ容量
ROM 32GB 32GB
RAM 3GB 3GB
対応外部メモリ
(規格/最大容量)
microSDXC™ / 最大256GB microSDXC、microSDHC、microSD
/最大256GB
おサイフケータイ®
ワンセグ
防水・防塵
緊急地震速報
津波速報/災害・避難情報

通信速度の速さではau回線の「おてがるスマホ」が優位、付加機能ではワンセグでテレビを視聴できる「かんたんスマホ」が便利といった感じです。どちらもおサイフケータイには対応していないようですが、緊急時速報は受信できそうです。

「かんたんスマホ」と「おてがるスマホ」の料金比較

とにかく料金を抑えてという要望だったので、Sプランで主要部分を比較してみました。データ量重視の方など希望が異なる場合はまた違った比較表になるかもしれません。

  Y!mobile UQモバイル
スマホプランS おしゃべりプランS
月額料金 割引適用時 1,980円(税抜き) 1,980円(税抜き)
ワンキュッパ割 スマトク割
イチキュッパ割
14か月目以降 2,980円(税抜き) 2,980円(税抜き)
家族割で2台目以降 500円引き 500円引き
通話料金   国内通話無料 5分以内の国内通話無料
以降20円/30秒
60歳以降の契約で
スーパー誰とでも定額が
無料
 
データ容量 オプション適用 2→3GB 2→3GB
データ増量オプションが
最大25か月無料
データ増量オプションが
最大2年無料
端末料金 割賦割引適用時 864円
初回のみ1,404円
864円
初回のみ1,404円

利用料金最優先で比較した「かんたんスマホ」のスマホプランSと「おてがるスマホ」のおしゃべりプランSでは、割引サービスを適用すると基本料金にほぼ違いが無いようですので、シニア層に限って考えると、本来オプション料金が必要なスーパー誰とでも定額が無料で使える「かんたんスマホ」のお得感が目立ちます。

さいごに

Y!mobileの「かんたんスマホ」とUQモバイルの「おてがるスマホ」を比較してみましたが、端末とプランに少しづつ違いがありました。父の意向を考慮して、今回の主題であるシニアに限って考えると「60歳以降ずーっと通話料無料」というキャンペーンがある「かんたんスマホ」のY!mobileに軍配が上がりそうです。
ただし、UQモバイルではこの記事を書いている時点でキャッシュバックキャンペーンを行っていたり、年齢層によっては一定期間基本料金を無料にするキャンペーンを行ったりしています。そういった企画やデータ通信速度まで考えると年代によっては違った選択になるかもしれませんので、通話主体なのか、データ通信優先なのかなど、どのような使い方をするかをよく考えて後悔しないスマホ選びをしてください。

他のプランを確認したいときはそれぞれのサイトをご覧ください。