「防犯カメラ」「見守り電話」「多機能ドアホン」などの防犯ツールで親を見守り自分を守る

最近「アポ電強盗」という新しい言葉を耳にするようになりました。
「オレオレ詐欺」からはじまり「振り込め詐欺」、そして今度は「アポ電強盗」。
詐欺から強盗にその犯行は悪質になり、シニア世代にとって何とも物騒な世の中です。

防犯について考える

ここ最近ニュースやワイドショーで取り上げられている「アポ電強盗」。先日はついに死者まで出てしまいました。

東京都江東区のマンションの一室で2月28日、住人の加藤邦子さん(80)が死亡した事件で、司法解剖の結果、死因は窒息死の疑いがあることがわかった。警視庁が1日、発表した。同庁は加藤さんが殺害されたと断定し、深川署に捜査本部を設置した。今後、強盗殺人の疑いで捜査する。
捜査関係者によると、加藤さん宅には事件前、家に現金があるかを尋ねる「アポ電」と呼ばれる電話がかかってきていた。3人組が手足を緊縛する手口とともに渋谷区で今年あった2件の強盗致傷事件と酷似しており、警視庁は今回も同一グループの犯行の可能性があるとみている。

出典:朝日新聞デジタル

そして、この事件に関連して国家公安委員長が会見で注意喚起をする事態となっています。

「アポ電」と呼ばれる電話のあとで強盗の被害に遭う事件が相次いだことを受け、山本順三国家公安委員長は7日の定例記者会見で、「事前の電話があった時に個人情報や現金などの保管状況を答えないことが重要だ。高齢者は特に注意していただき、不審な電話があれば直ちに警察に届けていただくようお願いしたい」と述べた。

出典:朝日新聞デジタル

振り込め詐欺にしてもそうですが、私も含め「自分は大丈夫」と思っている方が大多数だと思います。そんな根拠のない自信のすきを巧妙に狙ってくる犯罪が次々に出てきます。今後ますますそういったものへの準備が必要になってくるであろうということで、私の体験を交え防犯について考えてみたいと思います。

防犯カメラによる対策と効果

私の家には2つの防犯カメラを設置しています。
ひとつは玄関。プライバシーの問題がありますのであまり広範囲ではありませんが、訪問者に加え家の前の道路を通行する人もある程度映るように角度を調整しています。
もうひとつは車を駐車しているスペース。こちらは基本的に敷地内が映るようにしてセンサーライトも付けてあります。
何故普通の家に防犯カメラなのか?
大げさなのでは?
確かにそう思われる方もいるでしょう。防犯カメラを設置しようと思ったのは3回の出来事が理由です。

1.駐車スペースに横たわる人間が

ある日、家族で出かけ夜帰宅した時の事でした。いつものように駐車スペースに車を入れようと思ったとき、バックミラーに何か大きな影が。

何だろう?

そのままでは駐車することができませんので車を降りて確認に行きました。

人間?

自分の家の敷地内に人間が倒れているなんて想定外でしたので大変驚きましたが、何かあったのではと声をかけてみたところ、その青年はちょこんとお辞儀をしてふらつきながらも足早に去っていきました。
家の近所には飲食店がありますので、酔って寝てしまっていたのかもしれません。でも、留守中に簡単に敷地に入られてしまうことに少し恐怖を覚えた出来事でした。

2.家の前で用を足す男

前々から気になっていたことがありました。
朝早く家を出るときに、玄関先のフェンスが一部分だけ濡れていることが何度かあったのです。
もしやとは思いながらもそのまま過ごしていたのですが、ある日決定的瞬間に遭遇しました。

夜、たばこが切れたので近所のコンビニに行こうと家を出たときのことです。

玄関先に人影が

私に気づき慌てている様子です。少し強めの口調で声をかけたところ、その男は逃げて行ってしまいました。すぐに男がいた付近を確認したところ、決定的な模様を描き濡れています追いかけようとした時には男は遥か遠くを走っていました。

もしかしてと思っていたことを確信した出来事でした。

3.車に・・・

2つの件があり、何か対策をしたほうがいいかもしれないと思っていた矢先にまた腹の立つ出来事が起こりました。

休日の朝でした。
外に出たとき何か違和感が。
不思議な感覚であたりを見回して気づきました。
玄関先においてあった鉢植えがない。

何故?

家の前の道路に出てみました。

なんで?

道路に土が散乱しています。
そして最悪の景色が。

車の横に割れた植木鉢。

車には大きな傷。

絶句しました。
こんなことをする人間がいるのだと思いしばらく怒りが収まりませんでした。

防犯カメラの設置を決断

既に書いた通り、近所には飲食店が数件あります。きっとまた同じことが起こるかもしれないと思ったとき、何かすぐに対策をしなければならないと色々方策を考えました。

1.防犯ステッカーを貼る

これはあまり効果が見込めませんでしたので見送りました。

2.センサーライトをつける

実際につけている家で驚いた経験がありましたので、多少の効果は見込めると考えました。
また、ホームセンターで比較的安価で購入できることもあり、事件の翌日に早速購入し設置しました。ソーラータイプのものでは光量が少なく抑止力は低いと思いましたので、電源をつなぐ明るいものにしました。

.防犯カメラをつける

車を傷つけられたときには自腹で直しました。もっと大変なことをされたとき、もし警察に届けるような事態になったときには証拠が必要になると思いましたので、多少コストはかかりますが設置しようと考えました。ホームセンターや家電量販店では頭に描いていたものが見つからず、ネットで探し当て購入し設置しました。
現時点でカメラは2つしか繋いでいませんが、将来増やす可能性も考え、レコーダーは4画面録画のできるものにしました。抑止力を期待しての設置ですので、赤外線ライトがたくさんついた、夜間暗闇の中で赤いライトが目立つタイプのものにしました。

4.セキュリティー会社と契約

コストを考え見送りました。毎月の費用を捻出できれば最も抑止力はあるのかと思うのですが。

防犯カメラのタイプ

防犯カメラにはいくつかのタイプがあります。コスト面や設置する場所、接続の方法などよく考えて選ぶ必要があります。

単独タイプ

単独で使用し、録画は直接本体にSDカードをさして記録するタイプです。もっとも簡単に導入する事ができますが、リアルタイムでの確認はできません。

カメラ・録画別タイプ

室内に録画用レコーダーを設置するタイプです。
ワイヤレスタイプは比較的簡単に設置できますが、使用環境により画質が左右されます。私の家では画質が不鮮明になり使えませんでした。
有線タイプは、カメラの性能に応じた映像が期待できますが、設置の際の配線に手間がかかります。
モニターにつなぐことで、室内から外の様子を確認することができます。録画方法も、常に録画するタイプのものや、モーションキャプチャーにより指定した範囲で動く物を感知した時だけ録画するものなど、機種により機能も様々です。

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防犯カメラの抑止力

以上の経緯で防犯カメラを設置し5年が経ちますが、現在まで何事もなく過ぎています。紹介した事例3件は、引っ越してきてわずか1年半の間に起きた出来事でしたので、その後の期間を考えると防犯カメラの抑止力を実感しているところです。1か月に一度くらい、深夜大きな声を聞いた時など録画画像を確認することはありますが、それ以外はたまに時刻を修正するくらいで何もしていません。
深夜、玄関先で光る赤い光は気になるんでしょうね。シニア世代をターゲットにした犯罪者に対しても一定の抑止効果は得られると思います。

 

防犯カメラ以外の対策方法

防犯カメラを設置しこれまでは何事もなく過ごせてきたわけですが、最近のシニア世代を狙った凶悪犯罪のニュースを見ていると、これからさらに歳を取り、子供たちが離れ夫婦2人の生活になったときのことを考え、もう少し安心の材料が欲しいと思うようになってきました。
防犯カメラをメインと考えたとき、それにプラスできるアイテムを探してみました。

家庭用電話による対策

「アポ電強盗」のように直接自身に危害が加わることではなくても、各種営業などで知らない相手から電話がかかってくるようなことはこれまでにもありました。それに対処するために、例えばナンバーディスプレイで着信相手が確認できるようになったり、それを使って知らない電話番号であれば着信拒否が出来たり専用のアナウンスを流せたり、最近では通話を一定時間録音出来たりする「多機能電話機がどんどん増えてきました。携帯電話が主流になり、若い世代を中心に固定電話離れは進んでいるようですが、2017年のNTT東西日本の固定電話の契約数は2000万件、IP電話を含めると5000万件以上と、まだまだ固定電話を使っている数は多いといえます。外部との接点の1つである電話機の機能を使うことで、少し防犯効果が上がるのではないでしょうか。

防犯対策としての最新電話機の安心機能
・電話相手との会話の内容を自動録音してくれる。
・迷惑電話の番号情報を自治体や警察から毎日自動取得しその番号からの着信をブロックしてくれる。

・電話機が電話の相手に名乗るようアナウンスし、確認後に電話に出ることができる。
・電話機が登録のない番号からの受電に対し、電話に出る前に注意を促がしてくれる。

主要3社の商品比較

SHARP JD-AT82CL デジタルコードレス電話機 (子機1台) ホワイト系
主要機能
【警告機能】【注意喚起機能】【自動録音】
その他の機能
・見守り機能=毎朝自動でモーニングコールし、出ないと登録先に連絡します。
・自動聞いてから応答=名前を名乗るように促し確認してから電話を受けることができます。


パナソニック デジタルコードレス電話機 子機1台付き ホワイト VE-GD66DL-W
主要機能
【警告機能】【注意喚起機能】【自動録音】
その他の機能
・迷惑ブロックサービス=迷惑電話番号データと一致する番号からの着信をブロックします。
・ボイスチェンジ=声を変えて電話に出ることができます。


パイオニア Pioneer デジタルコードレス電話機 子機1台付 ホワイト TF-SA75S(W)
主要機能
【警告機能】【注意喚起機能】【自動録音】
その他の機能
・あんしんランプ=登録してある番号からの着信に限りランプが光ります。
・おまかせガード=迷惑電話防止機能を機械が自動でセットしてくれます。

最近の電話機は思った以上に進化しているようです。詐欺などの導入となる部分でしっかり防衛できるという点で電話機での防犯は有効のようですね。

 

録画機能付きインターホン(ドアホン)での対策

防犯機能の付いた電話機を使うことで、電話連絡についてはある程度の対策をとれるかと思いますが、訪問販売など直接訪問してくる人に対してのガードにはなりません。訪問販売で訪れる人のほとんどは信用して問題ない人たちだと思いますが、悪意を持った訪問者が1,000人に1人、10,000人に1人くらいいるかもしれません。そこで次に有効になるのが「カメラ付きインターホン(ドアホン)」です。
最新のインターホンは、録画機能がついているのはもちろんですが、機種によっては外部に設置したオプションカメラを使って防犯カメラの機能を追加したり、電話やインターネットとつないで離れた場所から監視したり、様々な機能を追加することが可能になっているようです。ほとんどの家庭に設置されているインターホンですので、古くなり交換しなければならなくなった時などのタイミングで、付加機能付きの機種を選び防犯対策に役立ててもいいかもしれません。

防犯対策としてのカメラ付きインターホン(ドアホン)の有効性
・一旦訪問者を確認してから対応できるので、不安な時は居留守を使える。
・インターホンで確認後、訪問者の挙動を録画できる。(対応機種の場合)
・電話やインターネットとつないでセキュリティ対策ができる。(対応機種の場合)

人気のPanasonic製インターホン(ドアホン)比較 

ワイヤレスモニター付テレビドアホン3-7タイプ VL-SWH705KS
【広角カメラ】【SDカードに動画録画】【ワイヤレス】
その他の機能
・外出中でもスマホで対応
・かんたんホームセーフティー対応


ワイヤレスモニター子機付テレビドアホン VL-SWD303KL
【広角カメラ】【SDカードに動画録画】【ワイヤレス】
その他の機能
・かんたんホームセーフティー対応


テレビドアホン VL-SZ50KP
【広角カメラ】【SDカードに動画録画】

録画機能を付加することで、インターホンも十分防犯対策アイテムになることが分かりました。上位機種にはたくさんの付加機能が付き、オプションを使うことでかなりしっかりとした防犯システムが構築できそうです。

 

専門業者に依頼する

現時点でもっとも有効な手段が、セキュリティー会社に依頼する方法ではないでしょうか。玄関先におなじみのマークのステッカーが貼ってあるだけでも相当な効果があると思います。
唯一のネックが毎月かかるコストです。
一度は耳にしたことがあるのではと思うアルソックやセコムホームセキュリティの料金は、戸建で月額7,000円程度で利用できるようですので携帯料金と同程度でしょうか。私も今後歳を重ね、夫婦2人になったときの不安を解消するためにも、時期が来たら改めてもう一度考えたいサービスです。

セコム_高齢者

 

まとめ

防犯について考えるとき、まず考えるのが費用対効果です。現在では、様々な商品に高齢者に対する安心機能が付加されるようになってきていますし、それは今後さらに充実していくものだと思います。それでも、そんなシステムの隙をついた犯罪は次々出てくるでしょう。日々の生活を圧迫するほどの費用負担は一考の余地がありますが、できる範囲での自己防衛は、歳を重ねるほどますます必要になっていくのではないでしょうか。