自分に必要な生命保険はどんな種類の保険なのかを考えてみる

生命保険文化センターの調べでは日本人の8割以上の人が加入している生命保険。
生命保険会社各社からはたくさんの名前の生命保険が発売されていますが、特約などを考えず基本保障だけを見るといくつかの種類に分けることが出来るようです。
それぞれの特徴について簡単に確認してみました。

死亡保険

被保険者が死亡した時や高度障害状態になった時に保険金が支払われる保険です。
基本的に死亡時の保障として備えるものですが、途中解約により多くの返戻金を受け取れるケースもあります。

おもな死亡保険

  • 終身保険
    保障期間を被保険者が死亡するまでとする死亡保険です。
    途中解約した場合であっても基本的に解約返戻金がありますので、特別なケースを除き掛け捨てになることはありません。
    ただし契約から短期間で解約してしまうと返戻金がほぼない場合もあります。
  • 定期保険
    10年満期や60歳満期といった具合に保障期間が年単位や年齢単位で区切られている死亡保険です。
    一定期間の保障として考えれば安い保険料で大きな保障を得られるメリットがありますが、同一の保険金額で保障を継続したい場合、更新時保険料がその時点の年齢により算出されるので更新の度に保険料が高くなっていきます。
  • 定期付き終身保険
    終身保険に一定期間保障を大きくするための定期保険をプラスした死亡保険です。
    定期保険部分が特約扱いとなるため別々に契約するより保険料が割安になりますが、終身保険を解約すると定期保険もあわせて解約となってしまいます。

医療保険

被保険者が病気やケガをしたときに給付金が支払われる保険です。
基本的な保障は入院・通院・手術の際の給付金ですが、特約などで放射線治療や先進医療に備えることもできますし、三大疾病や女性特有の病気などでの入院や手術の場合給付金が増額されるものもあります。
がんの保障に特化したがん保険や自宅療養などの病気・けがに備える就業不能保険もこのグループに入る保険です。

おもな医療保険

  • 医療保険(終身タイプ)
    現在主流になっている医療保険で、途中解約しない限り更新なしで一生涯保障を得られる医療保険です。
    更新が無いため保険料が生涯変わらない(特約を付加している場合を除いて)ので支出の計算がしやすい保険で、途中解約の場合返戻金が受け取れるタイプもありますが、定期タイプのものに比べ保険料は割高になっています。
  • 医療保険(定期タイプ)
    終身タイプと異なり保障期間が年単位や年齢単位で区切られている医療保険です。
    定期保険同様、一定期間の保障として考えれば終身タイプに比べ安い保険料で保障を得られるメリットがありますが、継続を希望する場合自動更新される度に保険料が高くなっていきます。

介護保険

保険会社所定の要介護状態になったときに給付金が支払われる保険です。
年金として一定期間受け取るタイプや一時金として受け取るタイプがあります。
公的介護保険制度に連動し要支援状態や要介護状態の一定基準以上で支払われるタイプや保険会社独自の基準で支払われるタイプがあります。

生存保険

満期時に保険金が支払われる保険です。
死亡時の保障がついた保険もありますが、主に資産運用や銀行などでの預貯金の代わりなどを目的として使われます。
最近では金利の低下により以前に比べ運用メリットは少なくなってきています。

おもな生存保険

  • 養老保険
    契約時に設定した満期日までは死亡保険としての保障があり、満期日に生存していれば満期金が支払われる保険です。
    死亡時、満期時の保険金が同額ですので将来の資金設計がしやすくなりますが、必ず契約した保険金額が受け取れる保険ですので、当然保険料も高くなってしまいます。
  • 個人年金保険
    保険料払込期間中に支払った保険料を原資として将来年金が支払われる保険です。
    受取期間を10年など一定期間とする確定年金と終身年金があります。
    公的年金がいろいろ議論される中、年金受け取り開始年齢の先送りや年金額の減額を想定して個人で準備する年金になりますが、将来の物価変動によっては資産価値が減少する可能性があります。
    また変額年金と呼ばれる商品は、投資信託などと同様に保険会社の運用次第で原資が増える可能性もありますが、逆に減ってしまうリスクもある保険になります。
  • 学資保険
    被保険者となる子供が15歳や18歳になった時点で保険金が支払われます。
    こどもの在学期間中ということで22歳まで毎年受け取れるタイプや、一時金として受け取れるタイプがあります。
    医療保険などとセットで販売されているものや、通常契約者となる親が死亡した場合それ以降の保険料払込が免除される商品も発売されています。
    目に見える金額で子供の教育資金を準備しておける反面、中途解約などをすると払込保険料の満額が戻らない可能性があります。

さいごに

今回は生命保険を大きく4つの種類に分け、それぞれのグループに分類される商品の内容を簡単に確認してみました。
一言で生命保険といっても目的によりその内容は違っています。
保険は人生で家の次に高い買い物と言われたりもしますので、生命保険の加入を検討する場合はどのような目的で加入するのか、その時点でどんな保険が必要なのかをじっくり考えたいものです。