記事内には広告が含まれています。

葬儀費用対策に使える「冠婚葬祭互助会」の仕組みとメリットデメリットをしらべてみた

葬儀のはなしをするときたびたび耳にする「互助会」ですが、なんとなくわかる気がするけれどよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな「互助会」についてしらべてみました。

互助会とは

互助会』という言葉をデジタル大辞泉で調べると、「会員どうしの助け合いを目的につくられた組織」となっています。自治体職員や教職員、企業の従業員が相互に助け合う組織を指して使うことが多いのですが、冠婚葬祭のための互助会というものも存在します。

冠婚葬祭互助会(かんこんそうさいごじょかい)とは、加入者が毎月一定額の掛金を前払金として払い込むことにより、結婚式や葬儀など冠婚葬祭の儀式に対するサービスが受けられるシステムである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この記事で確認する『互助会』は、この『冠婚葬祭互助会』になります。

冠婚葬祭互助会

冠婚葬祭互助会』は経済産業省に認可された営利団体です。
日本ではじめて冠婚葬祭互助会ができたのは昭和23年のことであり、それから約70年たった今では北海道から沖縄まで日本中に広まりました。互助会保証株式会社公式データによると、2019年3月末日現在全国で加入契約数は2,288万件・その前受金額は2兆4,660億円ということですので、およそ5人に1人が互助会に加入していることになります。

冠婚葬祭互助会』を説明する際よく使われる言葉が『相互扶助の精神』です。
会員が毎月一定の金額を出し合うことで集まる大きなお金の一部を使い結婚式や葬儀に必要な設備や備品を揃え、それを必要になった会員が安く使うことが出来る仕組みであるためその言葉が使われるようです。

互助会のメリットとデメリット

結婚式や葬儀などに対する費用を積み立てたり各種サービスが受けたりすることが出来る冠婚葬祭互助会ですが、メリット・デメリット双方あります。
ここではそれらについて確認してみましょう。

冠婚葬祭互助会のメリット

冠婚葬祭費用の準備ができる

月々わずかな会費(1,000円程度から)を払い込むことで、結婚と葬儀の際に必要となる費用の一部をあらかじめ積み立てることができます。

会員特典がある

互助会の会員になることで、各種サービスを会員価格で利用することができます。
多くの場合、満期以前にサービスを利用することになった場合も不足額を納入することで同様の特典をうけることができます。

本人以外もサービスを受けられる

通常、家族のだれか一人が互助会の会員になることで他の家族も同様にサービスを利用することが出来ます。
※契約内容によりサービス対象範囲が異なる場合がありますので確認が必要です。

冠婚葬祭互助会のデメリット

解約手数料がかかる

満期が来る前に途中解約をすると解約手数料がかかります
積立タイプの預貯金をイメージして入会してしまうと将来トラブルの原因になりかねませんので、解約手数料がどのくらいかかるかは必ず確認しましょう。

費用全額を準備するものではない

互助会のプランに葬儀費用全額を賄えるものはあまりありません。
ほとんどの場合積立で賄えるのは費用の一部に限られ、それ以外の支払いは別に準備する必要があります。

さいごに

互助会に加入する理由として挙げられるのは、大きくなりがちな結婚式や葬儀の費用が前もって準備でき、なおかつ割引サービスなどの特典を受けられることでしょう。そのため今も多くの人が利用していることがわかりました。
ただし、加入していればすべての費用を賄えるものではなかったり、途中解約には手数料がかかるなど見落としがちな部分があることも併せて確認することが出来ました。
冠婚葬祭互助会加入に際しては内容をよく確認して納得したうえで便利に使いたいものですね。

 

タイトルとURLをコピーしました