初回失業認定手続き時にはついでに求職活動実績も作ってしまおう

雇用保険説明会から1週間がすぎ、初めての失業認定日となりました。
当面の生活費になる失業手当をもらうためには避けて通れない手続きです。
最初ということもあり、前日に必要書類をしっかり確認しハローワークに行ってきました。
今回は、雇用保険説明会のときのように「駐車場がすでに満車で車が停められない!!」なんてことにならないよう時間に余裕をもって家を出ました。

失業認定

求職者給付の基本手当は、原則として4週間(28日)に1回の指定された日に、本人がハローワークに行き、その間失業の状態であったことを申告することで支給を受けることができます。
その手続きが失業認定であり、4週間(28日)に1回の指定された日が失業認定日です。

失業認定日に持参するもの

認定に必要なものは基本的に2つですが、必要に応じて持参したほうがいいものもあります。

毎回必ず必要なもの

  • 雇用保険受給資格者証
  • 失業認定申告書
    必要事項を記入して持参します。
    記入方法は下の記入例を参考にしてください。

初回認定日のみ

  • 雇用保険説明会で渡されたアンケート
失業認定申告書記入例

必要に応じて持参

  • ハローワークカード
    ハローワークカードは失業認定には必要ありません。
    ただし、失業認定日に求職実績を作るための職業相談などをする場合は必要になります。
  • 認印
    失業認定申告書には認印を押印する箇所があります。 押印を忘れていた場合や、もしもの誤記入があった場合それを訂正するために必要になります。
認印は職業訓練を受ける場合にも必要になります。100均のものでいいと思うので、失業中に使うハローワーク専用のものを1本用意してもいいかもしれません。

失業認定のために必要な条件

求職活動実績として認められる活動を、期間内に2回以上行う必要があります。ここでいう期間内とは、前回の失業認定日から今回の失業認定日の前日までの期間を指します。失業認定日当日は、次回認定のための活動期間となりますので注意が必要です。
なお、求職活動実績として認められるものは以下のとおりです。

求職活動の範囲
求職活動の範囲(主なもの)は、次のとおりであり、単なる、ハローワーク、新聞、インターネットなどでの求人情報の閲覧、単なる知人への紹介依頼だけでは、この求職活動の範囲には含まれません。
1.求人への応募
2.ハローワークが行う、職業相談、職業紹介等を受けたこと、各種講習、セミナーの受講など
3.許可・届出のある民間機関(民間職業紹介機関、労働者派遣機関)が行う、職業相談、職業紹介等を受けたこと、求職活動方法等を指導するセミナー等の受講など
4.公的機関等((独)高齢・障害・求職者雇用支援機構、地方自治体、求人情報提供会社、新聞社等)が実施する職業相談等を受けたこと、各種講習・セミナー、個別相談ができる企業説明会等の受講、参加など
5.再就職に資する各種国家試験、検定等の資格試験の受験

出典:ハローワークインターネットサービス 求職活動の範囲

ただし、初回認定日に限っては、最初にハローワークに行った際の「求職申し込み手続き」と、その後行われた「雇用保険説明会」への参加がそれぞれ求職活動実績として認められますから、そのほかの活動は基本的に必要ありませんのでご安心ください。

3か月の給付制限がある方は、初回認定に際しては、原則として3回以上の求職活動実績が必要になりますのでご注意ください。

失業認定の手続き

認定の手続きは、期間内に就業の事実や収入がなければとても簡単です。私の住所地のハローワークでは、所定のボックスに「雇用保険受給資格者証」と「失業認定申告書」を提出し、その後本人確認のため生年月日を伝えることで手続きは完了しました。きっと他の地域でも、それほど大きな差はないのではないかと思います。

ちなみに私の場合こんな感じでした。

初回認定と職業相談に来たのですが。

<受付の職員>
ご苦労様です。
受け付けました。
相談の順番が呼ばれるまでに認定手続きをお願いします。
あちらのボックスに書類を入れて名前が呼ばれるまでお待ちください。

職業相談の受付番号が入ったファイルを受け取り、案内されたとおりに雇用保険受給資格者証と失業認定申告書を指示された給付課のボックスに入れて待つこと5分。

 

<給付課の職員>
よろずにんさん。

はい。

<給付課の職員>
お待たせしました。
ご本人確認のため、生年月日を教えてください。

昭和××年××月××日です。

<給付課の職員>
今回は、△△月△△日から□□月□□月までの●●日分が、
1週間程度でご指定の口座に振り込まれますので確認してください。

次回認定日は◇◇月◇◇日になりますので、忘れずにご来所ください。
ご苦労様でした。

以上、所要時間10分弱で初回認定は終了したのでした。

そのまま職業相談に

最初の給付金をもらえることが決まりましたので、続いて職業相談です。前もって調べたところでは、どの記事にも「せっかくハロワに行くのだから、認定日にはついでに相談して求職活動実績を1回分作ってくるといい」と書いてあったので、みなさんのお勧めどおりの行動をとってみました。

相談待合コーナーに移動し、最初に受付でもらった番号を確認すると、私の前に待っている人はあと2人でした。ですから椅子に座って間もなく、ほんの数分で順番になりました。

相談窓口ではまず、受付番号の書かれた紙とハローワークカード、そして雇用保険受給資格者証を渡しました。それを受け取った担当者がパソコンで私の情報を確認し相談がスタートです。
相談内容についてですが、全くのノープランで行ってしまったので、待ち時間に考えた「私と同世代の人たちの就職状況」と、「持つと就職に有利に働く資格はあるのか。あればどのようなものか」といったことを聞いてみました。ほぼ担当者の説明を聞く形で時間が進み、15分程度で終わりました。
最後に雇用保険受給資格者証の裏面に求職活動実績1回分のハンコをもらい、その日のすべての予定を終了しました。

この日はラッキーだったようで、混み合っている日は1時間以上待つこともありました。実際に行ってみないと混み具合が分かりませんので、時間がかかる場合を考慮してスケジュールを組むことをお勧めします。

さいごに

失業手当の初回認定手続きは、拍子抜けするほど事務的で簡単なものでした。初めての職業相談も、今回対応してくれた人は少しの質問を大きく広げて話をしてくれたので、あまりこちらから話を振らなくても時間が過ぎていく感じで助かりました。
結局、ハローワークでの滞在時間は1時間にも満たないくらいでしたし、対応してくれた人たちはみなさんとても丁寧で親切で、それまで持っていた不安はほぼなくなりました。
この記事が、ご覧いただいたこれから初めてハローワークに行かれる皆さんの参考になれば幸いです。